EDHデッキ紹介1《空召喚士ターランド》
2021年5月8日 Magic: The Gathering
どうも。EDHのデッキは3つ所持していますが、全て青単です。
宗教上の理由で青と白しか握れないからね、仕方ないね。
ということでまず最初に紹介するのは《空召喚士ターランド》です。
単色なので比較的安価に組めますし、ドローもカウンターも追加ターンも使えて青の魅力を存分に味わえると思うのですが、検索してもデッキリストの紹介が少ないので、これからEDHを始めてみたいという方や、すでに同じジェネラルを使っている方の参考になればと思います。まずはそんな彼の能力から。
Talrand, Sky Summoner / 空召喚士ターランド (2)(青)(青)
伝説のクリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
あなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、飛行を持つ青の2/2のドレイク(Drake)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
2/2
インスタントかソーサリーを唱える度にトークン生成。実に分かりやすいですね。
基本的にはこの生成したトークンで殴り勝ちます。ジェネラルダメージなんて無かった。
現在のカードパワーで刷られるならダブシン3マナで2/3ぐらいにはなるのでしょうか。上位互換の登場が待たれますね。
私の現在のリストは以下になります。
手練
選択
思案
定業
衝動
噴出
先触れ
渦まく知識
血清の幻視
時のらせん
大あわての捜索
時を越えた探索
ギタクシア派の調査
ドロー 13
払拭
遅延
撃退
徴用
白鳥の歌
意志の力
マナ吸収
秘儀の否定
誤った指図
激情の後見
精神的つまづき
統一された意思
ナーセットの逆転
カウンター 13
加工
発明品の唸り
長期計画
親身の教示者
神秘の教示者
サーチ 5
時間操作
時間のねじれ
時間への侵入
水の帳の分離
永劫での歩み
カーンの経時隔離
追加ターン 6
猿術
急速混成
現実変容
一瞬
乱動への突入
蒸気の連鎖
サイクロンの裂け目
除去 7
想起横溢
任務説明
突然の置換
アーギヴィーアの修復術
その他 4
偵察任務
リスティックの研究
Mystic Remora
エンチャント 3
船殻破り
好奇の造り手
瞬唱の魔道士
粗石の魔道士
捧げ物の魔道士
遵法長、バラル
クリーチャー 6
覆いを割く者、ナーセット
プレインズウォーカー 1
旗印
覚醒の兜
サファイアの大メダル
太陽の指輪
魔力の墓所
無のロッド
呪われたトーテム像
タッサの二叉槍
アーティファクト 8
島22
爆発域
神秘の聖域
古えの墳墓
宝石の洞窟
虹色の眺望
霧深い雨林
沸騰する小湖
溢れかえる岸辺
汚染された三角州
埋没した廃墟
ヴァントレス城
土地 33
基本的な戦法としては、ターランドを唱えた後にスペル連打でトークン生成、旗印で強化して追加ターン連打で殴り勝ちを狙います。(上手くいくとは言っていない)
《荊州占拠》は持っていないので入れていません。あんな再録禁止でもない同型再版もいっぱいあるカードに高い金なんて払えるか!早よ再録しろ!
他にも少々高額なカードが入ってはいますが、《時のらせん》《魔力の墓所》《無のロッド》は全然無くてもいいです。《意志の力》や《激情の後見》は有るのと無いのとではターランド着地後の動きが全然変わってくるので入れたいところですが、《否認》や《差し戻し》等の他のカウンターでも充分です。《マナ吸収》なんかも《対抗呪文》で全然大丈夫です。
ドローはフリースペルや1マナで撃てる軽めのものを多く採用しています。初手にこれらのドロースペルを確保して、ターランド着地後もクロックを展開しながら、そこから更に追加のドローやカウンター等を引き込みます。
お好みに応じてさらに《宝船の巡航》等のドロースペルを追加してもいいと思います。
カウンターも他の一般的なデッキに比べると多めの採用になっています。ターランドがいる事で、カウンターしつつクロックの展開ができて単純なアド損にはなりにくいからです。相手の呪文をガンガンカウンターして、こちらのクロックをバンバン増やしましょう。
この中でも是非入れていただきたいカウンターの《統一された意思》は、こちらのコントロールするクリーチャーが相手よりも多いとカウンターできると言うものです。
コストも1青と唱えやすく、このデッキだとほとんどの状況で確定カウンターとして活躍してくれます。
アーティファクトサーチは《加工》と《発明品の唸り》の2枚で、追加コストでアーティファクトを生け贄に捧げなければいけない《作り直し》と《Transmute Artifact》はアーティファクトの採用枚数が少ないので入れていません。
《神秘の教示者》と《親身の教示者》はその場の状況に応じて除去や追加ターン等をサーチできるので便利です。《親身の教示者》も高額になってしまったので、追加ターン等のソーサリーはサーチできなくなりますが、《商人の巻物》で代用してもいいと思います。
サーチで特におすすめしたいのが《長期計画》で、何でも好きなカードをライブラリートップから3番目に置く事ができます。若干悠長に思えますが、これもまた豊富なドロースペルによって比較的容易に引き込む事ができます。
《師範の占い独楽》と併せてもいいですね。何よりサーチカードの中でもかなり安価なのが嬉しいです。
追加ターンも重要で、トークンを展開した後に一人ひとり殴っていては遅いので、できるだけ追加ターンから隙なく全員まとめて殴り倒すようにします。その中でもおすすめしたいのが《時間への侵入》で、探査持ちなので見た目よりもずっと軽く唱える事ができます。特にターランドのようなスペルを連打するデッキでは探査能力を遺憾無く発揮できます。
除去も、最近では《船殻破り》や《敵対工作員》等、脅威となるクリーチャーが増えていますので、青定番の《猿術》や《急速混成》に加えて《現実変容》も追加で採用しています。
青単では除去の数増しとしてバウンスも有用で、《一瞬》《乱動への突入》《サイクロンの裂け目》《蒸気の連鎖》を採用しています。
《断絶》や《応じ返し》等のフリー・ピッチスペルのバウンスもかなり有用ですね。
中でも特筆すべきは《蒸気の連鎖》で、相手が土地を生け贄に捧げる事でコピーされてしまいますが、損になるのでほとんどの場合相手はコピーしてきません。してきたとしても、こちらは土地を伸ばしたいデッキでもないので、もう一回コピーし返してやりましょう。
他にも、自身のETB能力を持ったクリーチャーをバウンスした後で改めてコピーの方を相手に撃つというテクニックもあるのでかなり応用の効くカードです。何より1マナで撃てるのが最高です。
その他《任務説明》はクロックの無い諜報持ちの《瞬唱の魔道士》みたいなカードで、墓地のカードをフラッシュバックのようにして唱えるのはもちろん、勝負どころではトップデッキに期待して唱えたりもします。
《想起横溢》は墓地からインスタントとソーサリーを手札に戻す系のスペルの中では2マナと軽く、ドローや除去や追加ターンを使い回すのに便利です。《神秘の聖域》も同じような役割ですね。
《突然の置換》もターランドと相性が良く、唱えた時に誘発で生成されるトークンをそのまま能力の対象にできます。さらに刹那持ちなので安心して撃てます。4マナと重いですが、EDHでは重くありません。(哲学)
エンチャントはドローエンジンになるものを採用しています。
《偵察任務》と、エンチャントではありませんが《タッサの二叉槍》と《好奇の造り手》は自身のクリーチャーに「対戦相手に戦闘ダメージを与えるたびに1ドロー」と、俗に言うカササギ能力を付与するもので、トークンを並べて殴るこのデッキの戦術と相性は抜群です。
他にも《偵察任務》からサイクリング能力を無くした下位互換である《沿岸の海賊行為》や、ドローステップ以外のドローを2倍にする《テフェリーの永遠の洞察》があります。
特に《テフェリーの永遠の洞察》はドロースペルとの相性が抜群です。これが場に出ている状態で《渦まく知識》なんかを撃った日には脳汁が溢れかえる岸辺です。スロットに余裕があれば入れたいところです。
《リスティックの研究》と《Mystic Remora》は青の定番とも言えるカードですが、他のドロー手段が豊富なこのデッキだと無理して入れなくてもいいと思います。コモンの癖に高いですし、後半に引いても弱いですしね。この2枚を先述の《沿岸の海賊行為》と《テフェリーの永遠の洞察》に変更しても安価で済んでいいと思います。
クリーチャーとプレインズウォーカーは妨害とサポートがメインです。
《捧げ物の魔道士》はそれぞれ役割の違う《覚醒の兜》《サファイアの大メダル》《無のロッド》《呪われたトーテム像》を状況に応じてサーチできるのでかなり便利です。
《粗石の魔道士》は《太陽の指輪》と《魔力の墓所》のサーチ担当ですが、アーティファクト土地もサーチできるので、《教議会の座席》を入れて土地事故を減らすような使い方も有りですね。
ちなみに《求道者テゼレット》は、出したターンに《旗印》をサーチできないのと、少プラスの能力がこのデッキだとあまり役に立たないので入れていません。
アーティファクトはマナ加速にマナ軽減、そして妨害がメインです。
特におすすめしたいのは《覚醒の兜》で、全員の呪文全てが不特定1マナ軽くなると言うもので、対戦相手も恩恵を受けますが、スペルを連打したいデッキなのでメリットの方が大きいです。《サファイアの大メダル》に比べて大分安価なのもいいですね。
土地はスペルを再利用できる《神秘の聖域》、《渦まく知識》等のドロースペルと相性の良い各種フェッチと、占術2がいぶし銀の活躍をする《ヴァントレス城》、相手のマナファクトや置物、クリーチャーの除去にも役立つ《爆発域》、マナ加速に役立つ《古えの墳墓》と《宝石の洞窟》、割られたアーティファクトを再利用できる《埋没した廃墟》を採用しています。
あれば便利なものばかりですが、その分高額なものも多いので、初めのうちは全部《島》で《基本に帰れ》を入れるのも全然有りだと思います。むしろその方が強いかも知れません。
そして、このデッキで特に重要と言えるキーカードが《旗印》です。
Coat of Arms / 旗印 (5)
アーティファクト
各クリーチャーは、それと共通のクリーチャー・タイプを少なくとも1つ持つ、戦場に出ている他のクリーチャー1体につき+1/+1の修整を受ける。(例えば、2つのゴブリン(Goblin)・戦士(Warrior)と1つのゴブリン・シャーマン(Shaman)が戦場に出ている場合、それらはそれぞれ+2/+2の修整を受ける。)
《旗印》は部族を並べて殴るデッキではべらぼうに強いカードで、このデッキの強力な勝ち手段です。
EDHでは2/2でちまちま殴っていては3人もの相手を倒せません。しかし《旗印》を出すと、戦場のドレイクが9/9や10/10になるのも珍しくは無く、そうなると相手も一撃で倒せるようになります。
ですが唱えるタイミングには注意したいですね。出すのが早過ぎるとすぐに的になって割られてしまいます。勝負を決めるターンに出すのが理想です。
勝負を決める前に出したとしても、割られないようにカウンターで守り、もし割られても《埋没した廃墟》と《アーギヴィーアの修復術》で上手くリカバリーしたいところです。アーティファクトへのヘイトが高い卓なら、追加で《アカデミーの廃墟》や《修古師》なんかを入れてもいいですね。
長々と書いてきましたがいかがでしたでしょうか。《空召喚士ターランド》の魅力は伝わったでしょうか。伝わりましたね。(威圧)
青特有のドロー、カウンター、追加ターンが使え、トークンを大量に並べて殴り勝つのは他のジェネラルではなかなか味わえない爽快感ではないでしょうか。
是非一度使ってみてください。あ、全体除去は勘弁な。
宗教上の理由で青と白しか握れないからね、仕方ないね。
ということでまず最初に紹介するのは《空召喚士ターランド》です。
単色なので比較的安価に組めますし、ドローもカウンターも追加ターンも使えて青の魅力を存分に味わえると思うのですが、検索してもデッキリストの紹介が少ないので、これからEDHを始めてみたいという方や、すでに同じジェネラルを使っている方の参考になればと思います。まずはそんな彼の能力から。
Talrand, Sky Summoner / 空召喚士ターランド (2)(青)(青)
伝説のクリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
あなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、飛行を持つ青の2/2のドレイク(Drake)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
2/2
インスタントかソーサリーを唱える度にトークン生成。実に分かりやすいですね。
基本的にはこの生成したトークンで殴り勝ちます。ジェネラルダメージなんて無かった。
現在のカードパワーで刷られるならダブシン3マナで2/3ぐらいにはなるのでしょうか。上位互換の登場が待たれますね。
私の現在のリストは以下になります。
手練
選択
思案
定業
衝動
噴出
先触れ
渦まく知識
血清の幻視
時のらせん
大あわての捜索
時を越えた探索
ギタクシア派の調査
ドロー 13
払拭
遅延
撃退
徴用
白鳥の歌
意志の力
マナ吸収
秘儀の否定
誤った指図
激情の後見
精神的つまづき
統一された意思
ナーセットの逆転
カウンター 13
加工
発明品の唸り
長期計画
親身の教示者
神秘の教示者
サーチ 5
時間操作
時間のねじれ
時間への侵入
水の帳の分離
永劫での歩み
カーンの経時隔離
追加ターン 6
猿術
急速混成
現実変容
一瞬
乱動への突入
蒸気の連鎖
サイクロンの裂け目
除去 7
想起横溢
任務説明
突然の置換
アーギヴィーアの修復術
その他 4
偵察任務
リスティックの研究
Mystic Remora
エンチャント 3
船殻破り
好奇の造り手
瞬唱の魔道士
粗石の魔道士
捧げ物の魔道士
遵法長、バラル
クリーチャー 6
覆いを割く者、ナーセット
プレインズウォーカー 1
旗印
覚醒の兜
サファイアの大メダル
太陽の指輪
魔力の墓所
無のロッド
呪われたトーテム像
タッサの二叉槍
アーティファクト 8
島22
爆発域
神秘の聖域
古えの墳墓
宝石の洞窟
虹色の眺望
霧深い雨林
沸騰する小湖
溢れかえる岸辺
汚染された三角州
埋没した廃墟
ヴァントレス城
土地 33
基本的な戦法としては、ターランドを唱えた後にスペル連打でトークン生成、旗印で強化して追加ターン連打で殴り勝ちを狙います。(上手くいくとは言っていない)
《荊州占拠》は持っていないので入れていません。
他にも少々高額なカードが入ってはいますが、《時のらせん》《魔力の墓所》《無のロッド》は全然無くてもいいです。《意志の力》や《激情の後見》は有るのと無いのとではターランド着地後の動きが全然変わってくるので入れたいところですが、《否認》や《差し戻し》等の他のカウンターでも充分です。《マナ吸収》なんかも《対抗呪文》で全然大丈夫です。
ドローはフリースペルや1マナで撃てる軽めのものを多く採用しています。初手にこれらのドロースペルを確保して、ターランド着地後もクロックを展開しながら、そこから更に追加のドローやカウンター等を引き込みます。
お好みに応じてさらに《宝船の巡航》等のドロースペルを追加してもいいと思います。
カウンターも他の一般的なデッキに比べると多めの採用になっています。ターランドがいる事で、カウンターしつつクロックの展開ができて単純なアド損にはなりにくいからです。相手の呪文をガンガンカウンターして、こちらのクロックをバンバン増やしましょう。
この中でも是非入れていただきたいカウンターの《統一された意思》は、こちらのコントロールするクリーチャーが相手よりも多いとカウンターできると言うものです。
コストも1青と唱えやすく、このデッキだとほとんどの状況で確定カウンターとして活躍してくれます。
アーティファクトサーチは《加工》と《発明品の唸り》の2枚で、追加コストでアーティファクトを生け贄に捧げなければいけない《作り直し》と《Transmute Artifact》はアーティファクトの採用枚数が少ないので入れていません。
《神秘の教示者》と《親身の教示者》はその場の状況に応じて除去や追加ターン等をサーチできるので便利です。《親身の教示者》も高額になってしまったので、追加ターン等のソーサリーはサーチできなくなりますが、《商人の巻物》で代用してもいいと思います。
サーチで特におすすめしたいのが《長期計画》で、何でも好きなカードをライブラリートップから3番目に置く事ができます。若干悠長に思えますが、これもまた豊富なドロースペルによって比較的容易に引き込む事ができます。
《師範の占い独楽》と併せてもいいですね。何よりサーチカードの中でもかなり安価なのが嬉しいです。
追加ターンも重要で、トークンを展開した後に一人ひとり殴っていては遅いので、できるだけ追加ターンから隙なく全員まとめて殴り倒すようにします。その中でもおすすめしたいのが《時間への侵入》で、探査持ちなので見た目よりもずっと軽く唱える事ができます。特にターランドのようなスペルを連打するデッキでは探査能力を遺憾無く発揮できます。
除去も、最近では《船殻破り》や《敵対工作員》等、脅威となるクリーチャーが増えていますので、青定番の《猿術》や《急速混成》に加えて《現実変容》も追加で採用しています。
青単では除去の数増しとしてバウンスも有用で、《一瞬》《乱動への突入》《サイクロンの裂け目》《蒸気の連鎖》を採用しています。
《断絶》や《応じ返し》等のフリー・ピッチスペルのバウンスもかなり有用ですね。
中でも特筆すべきは《蒸気の連鎖》で、相手が土地を生け贄に捧げる事でコピーされてしまいますが、損になるのでほとんどの場合相手はコピーしてきません。してきたとしても、こちらは土地を伸ばしたいデッキでもないので、もう一回コピーし返してやりましょう。
他にも、自身のETB能力を持ったクリーチャーをバウンスした後で改めてコピーの方を相手に撃つというテクニックもあるのでかなり応用の効くカードです。何より1マナで撃てるのが最高です。
その他《任務説明》はクロックの無い諜報持ちの《瞬唱の魔道士》みたいなカードで、墓地のカードをフラッシュバックのようにして唱えるのはもちろん、勝負どころではトップデッキに期待して唱えたりもします。
《想起横溢》は墓地からインスタントとソーサリーを手札に戻す系のスペルの中では2マナと軽く、ドローや除去や追加ターンを使い回すのに便利です。《神秘の聖域》も同じような役割ですね。
《突然の置換》もターランドと相性が良く、唱えた時に誘発で生成されるトークンをそのまま能力の対象にできます。さらに刹那持ちなので安心して撃てます。4マナと重いですが、EDHでは重くありません。(哲学)
エンチャントはドローエンジンになるものを採用しています。
《偵察任務》と、エンチャントではありませんが《タッサの二叉槍》と《好奇の造り手》は自身のクリーチャーに「対戦相手に戦闘ダメージを与えるたびに1ドロー」と、俗に言うカササギ能力を付与するもので、トークンを並べて殴るこのデッキの戦術と相性は抜群です。
他にも《偵察任務》からサイクリング能力を無くした下位互換である《沿岸の海賊行為》や、ドローステップ以外のドローを2倍にする《テフェリーの永遠の洞察》があります。
特に《テフェリーの永遠の洞察》はドロースペルとの相性が抜群です。これが場に出ている状態で《渦まく知識》なんかを撃った日には脳汁が溢れかえる岸辺です。スロットに余裕があれば入れたいところです。
《リスティックの研究》と《Mystic Remora》は青の定番とも言えるカードですが、他のドロー手段が豊富なこのデッキだと無理して入れなくてもいいと思います。コモンの癖に高いですし、後半に引いても弱いですしね。この2枚を先述の《沿岸の海賊行為》と《テフェリーの永遠の洞察》に変更しても安価で済んでいいと思います。
クリーチャーとプレインズウォーカーは妨害とサポートがメインです。
《捧げ物の魔道士》はそれぞれ役割の違う《覚醒の兜》《サファイアの大メダル》《無のロッド》《呪われたトーテム像》を状況に応じてサーチできるのでかなり便利です。
《粗石の魔道士》は《太陽の指輪》と《魔力の墓所》のサーチ担当ですが、アーティファクト土地もサーチできるので、《教議会の座席》を入れて土地事故を減らすような使い方も有りですね。
ちなみに《求道者テゼレット》は、出したターンに《旗印》をサーチできないのと、少プラスの能力がこのデッキだとあまり役に立たないので入れていません。
アーティファクトはマナ加速にマナ軽減、そして妨害がメインです。
特におすすめしたいのは《覚醒の兜》で、全員の呪文全てが不特定1マナ軽くなると言うもので、対戦相手も恩恵を受けますが、スペルを連打したいデッキなのでメリットの方が大きいです。《サファイアの大メダル》に比べて大分安価なのもいいですね。
土地はスペルを再利用できる《神秘の聖域》、《渦まく知識》等のドロースペルと相性の良い各種フェッチと、占術2がいぶし銀の活躍をする《ヴァントレス城》、相手のマナファクトや置物、クリーチャーの除去にも役立つ《爆発域》、マナ加速に役立つ《古えの墳墓》と《宝石の洞窟》、割られたアーティファクトを再利用できる《埋没した廃墟》を採用しています。
あれば便利なものばかりですが、その分高額なものも多いので、初めのうちは全部《島》で《基本に帰れ》を入れるのも全然有りだと思います。むしろその方が強いかも知れません。
そして、このデッキで特に重要と言えるキーカードが《旗印》です。
Coat of Arms / 旗印 (5)
アーティファクト
各クリーチャーは、それと共通のクリーチャー・タイプを少なくとも1つ持つ、戦場に出ている他のクリーチャー1体につき+1/+1の修整を受ける。(例えば、2つのゴブリン(Goblin)・戦士(Warrior)と1つのゴブリン・シャーマン(Shaman)が戦場に出ている場合、それらはそれぞれ+2/+2の修整を受ける。)
《旗印》は部族を並べて殴るデッキではべらぼうに強いカードで、このデッキの強力な勝ち手段です。
EDHでは2/2でちまちま殴っていては3人もの相手を倒せません。しかし《旗印》を出すと、戦場のドレイクが9/9や10/10になるのも珍しくは無く、そうなると相手も一撃で倒せるようになります。
ですが唱えるタイミングには注意したいですね。出すのが早過ぎるとすぐに的になって割られてしまいます。勝負を決めるターンに出すのが理想です。
勝負を決める前に出したとしても、割られないようにカウンターで守り、もし割られても《埋没した廃墟》と《アーギヴィーアの修復術》で上手くリカバリーしたいところです。アーティファクトへのヘイトが高い卓なら、追加で《アカデミーの廃墟》や《修古師》なんかを入れてもいいですね。
長々と書いてきましたがいかがでしたでしょうか。《空召喚士ターランド》の魅力は伝わったでしょうか。伝わりましたね。(威圧)
青特有のドロー、カウンター、追加ターンが使え、トークンを大量に並べて殴り勝つのは他のジェネラルではなかなか味わえない爽快感ではないでしょうか。
是非一度使ってみてください。あ、全体除去は勘弁な。
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