EDHデッキ紹介2《トロモクラティス》
2021年5月21日 Magic: The Gathering
どうも。EDHのデッキは3つ所持していますが全て青単のおばけです。青に染まっていけ。
という訳で今回紹介するのは《トロモクラティス》です。
Tromokratis / トロモクラティス (5)(青)(青)
伝説のクリーチャー — クラーケン(Kraken)
攻撃やブロックをしていないかぎり、トロモクラティスは呪禁を持つ。
防御プレイヤーがコントロールしているすべてのクリーチャーがこれをブロックしないかぎり、トロモクラティスはブロックされない。(そのプレイヤーがコントロールしているいずれかのクリーチャーがこのクリーチャーをブロックしないなら、これはブロックされない。)
8/8
今回は殴りジェネラルです。やはりジェネラルダメージで勝つのがEDHの華ということで、青単最強の殴りジェネラルです。少なくとも私はそう思っています。
能力がいいですね。単純に「呪禁」「ブロックされない」ではないところがジェネラルにする甲斐があると言いますか、この能力を活かすためにどういう構築をしようかとやる気が湧いてきますね。
というわけで私の現在のリストは以下になります。
時のらせん
時を越えた探索
意外な授かり物
ドロー3
遅延
撃退
徴用
マナ吸収
意志の力
白鳥の歌
安全維持
秘儀の否定
頑固な否認
精神的つまづき
カウンター10
猿術
急速混成
再造形
現実変容
蒸気の連鎖
圧倒的な波
サイクロンの裂け目
除去7
時間操作
時間のねじれ
永劫での歩み
水の帳の分離
運命のきずな
カーンの経時隔離
追加ターン6
親身の教示者
神秘の教示者
加工
作り直し
発明品の唸り
Transmute Artifact
サーチ6
リスティックの研究
Mystic Remora
Copy Artifact
エンチャント3
求道者テゼレット
時の支配者、テフェリー
覆いを割く者、ナーセット
プレインズウォーカー3
友なる石
魔力の櫃
秘儀の印鑑
太陽の指輪
魔力の墓所
連合の秘宝
金粉の水蓮
宝石の睡蓮
彩色の宇宙儀
スランの発電機
厳かなモノリス
玄武岩のモノリス
金属モックス
オパールのモックス
サファイアの大メダル
マナ加速15
通電式キー
多用途の鍵
その他2
速足のブーツ
稲妻のすねあて
大薙刀
統率者の板金鎧
生体融合外骨格
装備品5
金線の賢者
沈黙の調停者
船殻破り
粗石の魔道士
最深淵の海蛇
ワームホールの海蛇
急嵐のトリクス
老いたる者、ガドウィック
クリーチャー8
島22
家路
統率の灯台
発明博覧会
古えの墳墓
宝石の洞窟
ならず者の道
埋没した廃墟
アカデミーの廃墟
タイライトの聖域
土地31
マナ加速から早期着地し、装備してから追加ターンでワンパンしにいくという構築です。改めて見るとドロソが少ないですね。枠がないからね、仕方ないね。
それでは一枚ずつ説明していきましょう。
時のらせん...今までに数多くリメイクされた《Timetwister》の亜種の中でも最強の一枚。6マナと重いが、土地が6つ起きるので実質無料。2マナ土地を絡めればマナが増える。
時を越えた探索...ライブラリートップから7枚見て2枚を手札に加え、残りをボトムに置く探査持ちのドロー。7枚も見ると大体なんか見つかる。2マナで唱えられると最高。
意外な授かり物...《Wheel of Fortune》の調整版。序盤にマナファクトをばら撒き、手札を使い切ったあとに唱えると最高。それ以外の場面ではまあまあ。
遅延...対象の呪文を3ターン先延ばしにできるカウンター。EDHでの3ターンは人生ぐらい長いのでかなり有効。特に相手のジェネラルに撃つと、大抵の場合相手は待機よりも再キャストを選ぶので、ほぼ確定カウンターと化す。
撃退...ピッチスペル。《意志の力》の調整版。《意志の力》よりも損失が大きいが、4マナと軽めなので素撃ちもしやすい。これのために島を多目に採用している。
徴用...ダブルピッチスペル。損失は大きいが、クリーチャー以外のスペルなら何でも奪えるので汎用性が高い。普通のカウンターとして撃つよりも、相手の強力なプレインズウォーカーや置物を奪いたい。
マナ吸収...次の自分のターンのメインフェイズ開始時に、カウンターした呪文のマナコスト分の無色マナが貰える《対抗呪文》の上位互換。これで増えたマナから《トロモクラティス》を唱えることもままある便利なカウンター。1、2マナぐらいの呪文をこれでカウンターするとなんか損した気分になる。
意志の力...ピッチスペルの代表格。《トロモクラティス》を隙なく唱える為に撃ったり、相手のコンボを止めるために撃ったり汎用性抜群。中盤以降は素撃ちすることもよくある。
白鳥の歌...インスタント・ソーサリー・エンチャントと、1マナなのにかなり範囲が広いカウンター。代わりに相手に2/2飛行トークンを与えてしまうが、そんなのいくらでもくれてやれ。
安全維持...アタックやブロック時に隙ができる《トロモクラティス》やその他パーマネントを除去から守るためのカウンター。キャントリップが偉い。
秘儀の否定...相手に2ドロー、自身に1ドローを与えるカウンター。別に俺は損してないからいいやの精神。これでカウンターするとヘイトが上がりにくい。むしろ感謝されることもある。(効果には個人差があります)
頑固な否認...クリーチャー以外の呪文に1マナ要求する1マナのカウンター。獰猛達成で確定カウンターになるので、《トロモクラティス》を除去から守るのに便利。
精神的つまづき...ファイレクシアマナで撃てる1マナ限定カウンター。EDHでも1マナ域はサーチや除去やカウンター等色々あるので、意外と当てどころに困らない。相手の《太陽の指輪》に当てるのも一興。
除去各種...代わりに相手にトークンを与えてしまう除去。以前は《猿術》《急速混成》の2枚だったが、《溜め込み屋のアウフ》《敵対工作員》《船殻破り》《ドラニスの判事》等の妨害クリーチャーが増えたので、《一瞬》《乱動への突入》と入れ替わる形で《再造形》《現実変容》も採用。バニラなんかいくらでもくれてやれ。
蒸気の連鎖...1マナで土地以外何でもバウンスできる万能呪文。撃たれた相手も土地を生贄に捧げることによってこのスペルをコピーできてしまうというデメリットがあるが、やはり軽いのは正義。
圧倒的な波...クラーケン・リバイアサン・タコ・海蛇以外全バウンス。このデッキにぴったり。どうせこんなマイナーなクリーチャータイプを使ってるのなんて自分だけでしょ。誰もいなくなった戦場を《トロモクラティス》が駆け抜ける。
サイクロンの裂け目...2マナバウンス。超過コストで撃つと対戦相手の土地以外のパーマネント全バウンス。超過が決まればめちゃくちゃ強いが、確実にヘイトがMAXになるので、使いどころは見極めたい。
追加ターン各種...青の特権。一回で殴り切れないなら何回でも殴れ。中でも《時間操作》《時間のねじれ》は5マナな上に、解決後も追放されずに墓地に落ちるので偉い。同じ効果の《荊州占拠》はいつか再録されそうで、今の値段で買う気になれない。早く再録しろ。
《運命のきずな》は7マナと重いが、無限コンボのパーツとして採用。BOX特典プロモのフォイルしか存在しないので、これも早急に再録しろ。
親身の教示者・神秘の教示者...除去や追加ターン等、状況に応じた呪文を持って来れる。終盤に追加ターンをサーチすることが多い。
加工・発明品の唸り...序盤はマナファクト、《トロモクラティス》が着地する中盤以降は装備品や無限コンボのパーツをサーチ。
作り直し・Transmute Artifact...序盤にばら撒いたマナファクトをコストに、主に装備品や無限コンボのパーツをサーチ。
リスティックの研究・Mystic Remora...たくさんドローできるかも。でもあんまりできないかも。その時々によって差が激しい。ドローできる状況でも誘発を忘れることが多々あるので気をつけたい。相手がなにか唱えるたびに「リス研!リス研!」「リモーラ!リモーラ!」と叫んで支払いを要求しよう。
《Mystic Remora》は先攻1ターン目に置くと、みんな土地しか置かなくなって累加アップキープのコストが無駄になるので、焦らず2ターン目以降に置くようにしたい。でもそうして裏目ってしまうと悔しい。
Copy Artifact...EDHだとなりたいアーティファクトはたくさんある。それの1つになれる便利な2マナのエンチャント。でも大体はマナファクトになる。
求道者テゼレット...アーティファクトのアンタップにサーチにと便利だが、EDHでのプレインズウォーカーは使い捨てになることが多い。生きてターンが返ってくることはほとんどない。
時の支配者、テフェリー...インスタントタイミングで能力起動できるので、忠誠度がガンガン上がっていく。なので他のプレインズウォーカーよりも幾分生き残りやすい。基本は各ターンでプラス連打、アタックしてくるクリーチャーがいたらフェイズアウト、みたいな感じで運用しているといつのまにか奥義に辿り着いている。
覆いを割く者、ナーセット...相手にドロー制限を課す常在型能力と、トップから4枚見て土地でもクリーチャーでもないカードを手札に加えるマイナス能力を持つ。基本はマイナス2連打した後に放置。でもどうせすぐ死ぬ。《求道者テゼレット》と一緒で、生きてターンが返ってくることはほとんどない。
マナファクト各種...EDHを代表する《太陽の指輪》を始めとした、1枚で2マナ以上出るマナファクトは、《通電式キー》や《多用途の鍵》で利用するために多く採用。
《友なる石》《秘儀の印鑑》は2マナアンタップインのマナファクトの中で唯一、いや唯二青マナが出るので序盤はもちろんのこと、中盤以降も《作り直し》《Transmute Artifact》のコストとして役に立つ便利なマナファクト。
ちなみに《宝石の睡蓮》はこのデッキのために刷られたカード。
サファイアの大メダル...青の呪文を無色1マナ軽くしてくれるアーティファクト。追加ターンをカウンターを構えながら撃てたり、有るのと無いのとでは動きが全然変わってくる。
通電式キー・多用途の鍵...マナファクトを起こして更なるマナ加速を行うためのアーティファクト。《多用途の鍵》はアンブロも付与できるので《トロモクラティス》とも相性抜群。
速足のブーツ・稲妻のすねあて...《トロモクラティス》に速攻と呪禁(被覆)を付与して完全体にしてくれる2マナの装備品。でも最近では別に要らないかも知れないと思い始めている。この枠にドロソかなんか入れたい。
大薙刀...パワー4以上のクリーチャーにしか装備できない1マナの装備品。+3/+0修正とトランプルを付与してくれる。軽い上に、《トロモクラティス》はパワーに+3以上の修正が付くと2パンで相手を倒せるようになるので採用。トランプルも地味に偉い。
統率者の板金鎧...+3/+3修正と統率者の固有色以外の色のプロテクション付与というこのデッキのために作られた装備品。統率者に装備する場合は3マナで、それ以外のクリーチャーだと5マナかかる。この性能で1マナなので、《粗石の魔道士》から持ってこれるのもすごい。これまで採用していた《大薙刀》が、こいつの登場によって過去のものになった。まだ採用してるけど。
生体融合外骨格...+2/+2修正と感染を付与してくれる4マナの装備品。これを装備した《トロモクラティス》は10/10感染となり、ワンパンで相手を倒せるように。(EDHでも毒カウンターが10個貯まると敗北する)
金線の賢者...2青で対象のアーティファクトをアンタップできるアーティファクトクリーチャー。無限コンボのパーツだが、それ以外の場面ではコスパが悪いだけのバニラなのでとても弱い。抜きたい。
沈黙の調停者...各プレイヤーは各戦闘で一体しか攻撃できず、一体しかブロックできない常在型能力を持つアーティファクトクリーチャー。《トロモクラティス》は全員でブロックしないとアンブロになるので、こいつが場にいると必然的にアンブロになる。アーティファクトなので除去されやすいがサーチもしやすく、1/5というスタッツも偉い。
船殻破り...相手のドローを宝物トークンに変換してくれる妨害系マーフォーク。瞬速持ちなのも嫌らしい。マナ加速したいデッキなので、相手のドローを妨害しつつマナファクトを生成してくれるのは素晴らしい。
粗石の魔道士...ETBで1マナ以下のアーティファクトをサーチできるウィザード。序盤はマナファクト、中盤以降は《多用途の鍵》や《統率者の板金鎧》を持ってこれる汎用性の高い便利なクリーチャー。
最深淵の海蛇...自身のクラーケン・リバイアサン・タコ・海蛇が、クラーケン・リバイアサン・タコ・海蛇以外にはブロックされなくなるという常在型能力を持つ海蛇。このデッキのために刷られたカード。
ワームホールの海蛇...3青で対象のクリーチャーにアンブロを付与する海蛇。《深水潜み》の方が強いが、なんかクリーチャータイプ的にこっちの方が合ってるので入れ替えた。フレーバー重視。
急嵐のトリクス...5マナ以上の呪文が無色1マナ軽くなり、打ち消されなくなる伝説のエレメンタル・巨人。強い。これで追加ターンも安心して撃てる。瞬足、飛行、4/5とスタッツも充分。
老いたる者、ガドウィック...ETBでXマナ払った分X枚カードを引けて、自身が青の呪文を唱える度に対戦相手の土地でないパーマネントを1つタップできる伝説のウィザード。ETBがマナ加速をするこのデッキの動きと噛み合っており、タップ能力が《トロモクラティス》のアンブロ能力と噛み合っているナイスシニア。
島...「青マナが出る」「《血染めの月》《基本に帰れ》が効かない」「《不毛の大地》で割られない」という最強の土地。入れるカードに迷ったら、《トロモクラティス》とあと99枚はこれでいいよ。
家路...タップ起動で全てのクリーチャーがオーナーのコントロール下に戻る無色土地。コントロール奪取への対策。あるとたまに役立つ。お守り代わりに。
統率の灯台...何回も除去されてめちゃくちゃ重くなった《トロモクラティス》を手札から通常コストで唱えさせてくれる無色土地。でも主に《ドラニスの判事》対策。早く禁止になれ。
発明博覧会...アーティファクトを3つコントロールしていると毎ターン1点回復し、4マナ起動でアーティファクトサーチができるようになる伝説の無色土地。サーチメインの採用なので、ライフ回復できるのを忘れがち。
古えの墳墓...無色2マナを産む代わりに2点のダメージを受ける土地。EDHだと2点なんて誤差。どんどん使っていけ。
宝石の洞窟...後攻で初手にあると手札のカードを1枚追放して0ターン目に置ける5色土地。それ以外の場面ではただの無色土地だが、それを補って余りあるメリット。
ならず者の道...4マナとタップで対象のクリーチャーにアンブロを付与する無色土地。ここぞという場面で何回も助けられた。好き。
埋没した廃墟...2マナと自身を生贄で、墓地のアーティファクトを手札に回収できる無色土地。主に割られた装備品や無限コンボのパーツを回収する。
アカデミーの廃墟...2マナとタップで墓地のアーティファクトをライブラリートップに置ける伝説の無色土地。《埋没した廃墟》と違い何回でも使えるが、トップに置く分、やや動きがもっさりする。
タイライトの聖域...2マナとタップで対象の伝説のクリーチャーに+1/+1カウンターとクリーチャータイプ・神を付与し、4マナと自身を生贄で神の上に破壊不能カウンターを置く伝説の無色土地。若干悠長だが、恒久的に強化できるのは偉い。
基本は大体こんな感じです。その時々に応じて入れ替わるカードも多々あります。そんな中でもこのデッキにぴったりのおすすめカードがあります。
Hands of Binding / 束縛の手 (1)(青)
ソーサリー
対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。そのクリーチャーは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
暗号(その後、あなたはあなたがコントロールするクリーチャー1体に暗号化した状態で、この呪文カードを追放してもよい。そのクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、それのコントローラーはその暗号化したカードのコピーを、それのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。)
相手のクリーチャーをタップし、アンタップ制限を与えるという青によくある効果のカードですね。暗号化することによってアタックする度に唱えられるようになるので《トロモクラティス》と相性抜群ですね。枠に余裕があれば入れたいカードです。しかも激安絶版セットギルド門侵犯のコモンなので10円で手に入ります。
あとは無限コンボも入れたり入れなかったりです。私が現在入れている無限コンボはこちらです。
Filigree Sages / 金線の賢者 (3)(青)
アーティファクト クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) ウィザード(Wizard)
(2)(青):アーティファクト1つを対象とし、それをアンタップする。
2/3
Chromatic Orrery / 彩色の宇宙儀 (7)
伝説のアーティファクト
あなたはマナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。
(T):(◇)(◇)(◇)(◇)(◇)を加える。
(5),(T):あなたがコントロールしているパーマネントの中の色1色につきカードを1枚引く。
この2枚で無限マナと無限ドローです。どちらもアーティファクトなのでサーチしやすいのがいいですね。そしてこれらを揃えたあとに《運命のきずな》や《明日の標》といった墓地に落ちる代わりにライブラリーに戻る系の追加ターンを使えば無限ターンに入れるので、そのまま《トロモクラティス》で無限アタックするというコンボです。
無限コンボは決まった時の爽快感が格別なので、一発逆転するためなのはもちろん、なかなか決定打が出ずに長引いてグダってしまったゲームを打破するためにも是非入れてみてはいかがでしょうか。
長々と書きましたが、《トロモクラティス》は使いたくなりましたか?なりましたね。(威圧)
青単最強の殴りジェネラル《トロモクラティス》を皆さんも是非一度使ってみてください。あ、《汚損破》超過は勘弁な。
という訳で今回紹介するのは《トロモクラティス》です。
Tromokratis / トロモクラティス (5)(青)(青)
伝説のクリーチャー — クラーケン(Kraken)
攻撃やブロックをしていないかぎり、トロモクラティスは呪禁を持つ。
防御プレイヤーがコントロールしているすべてのクリーチャーがこれをブロックしないかぎり、トロモクラティスはブロックされない。(そのプレイヤーがコントロールしているいずれかのクリーチャーがこのクリーチャーをブロックしないなら、これはブロックされない。)
8/8
今回は殴りジェネラルです。やはりジェネラルダメージで勝つのがEDHの華ということで、青単最強の殴りジェネラルです。少なくとも私はそう思っています。
能力がいいですね。単純に「呪禁」「ブロックされない」ではないところがジェネラルにする甲斐があると言いますか、この能力を活かすためにどういう構築をしようかとやる気が湧いてきますね。
というわけで私の現在のリストは以下になります。
時のらせん
時を越えた探索
意外な授かり物
ドロー3
遅延
撃退
徴用
マナ吸収
意志の力
白鳥の歌
安全維持
秘儀の否定
頑固な否認
精神的つまづき
カウンター10
猿術
急速混成
再造形
現実変容
蒸気の連鎖
圧倒的な波
サイクロンの裂け目
除去7
時間操作
時間のねじれ
永劫での歩み
水の帳の分離
運命のきずな
カーンの経時隔離
追加ターン6
親身の教示者
神秘の教示者
加工
作り直し
発明品の唸り
Transmute Artifact
サーチ6
リスティックの研究
Mystic Remora
Copy Artifact
エンチャント3
求道者テゼレット
時の支配者、テフェリー
覆いを割く者、ナーセット
プレインズウォーカー3
友なる石
魔力の櫃
秘儀の印鑑
太陽の指輪
魔力の墓所
連合の秘宝
金粉の水蓮
宝石の睡蓮
彩色の宇宙儀
スランの発電機
厳かなモノリス
玄武岩のモノリス
金属モックス
オパールのモックス
サファイアの大メダル
マナ加速15
通電式キー
多用途の鍵
その他2
速足のブーツ
稲妻のすねあて
大薙刀
統率者の板金鎧
生体融合外骨格
装備品5
金線の賢者
沈黙の調停者
船殻破り
粗石の魔道士
最深淵の海蛇
ワームホールの海蛇
急嵐のトリクス
老いたる者、ガドウィック
クリーチャー8
島22
家路
統率の灯台
発明博覧会
古えの墳墓
宝石の洞窟
ならず者の道
埋没した廃墟
アカデミーの廃墟
タイライトの聖域
土地31
マナ加速から早期着地し、装備してから追加ターンでワンパンしにいくという構築です。改めて見るとドロソが少ないですね。枠がないからね、仕方ないね。
それでは一枚ずつ説明していきましょう。
時のらせん...今までに数多くリメイクされた《Timetwister》の亜種の中でも最強の一枚。6マナと重いが、土地が6つ起きるので実質無料。2マナ土地を絡めればマナが増える。
時を越えた探索...ライブラリートップから7枚見て2枚を手札に加え、残りをボトムに置く探査持ちのドロー。7枚も見ると大体なんか見つかる。2マナで唱えられると最高。
意外な授かり物...《Wheel of Fortune》の調整版。序盤にマナファクトをばら撒き、手札を使い切ったあとに唱えると最高。それ以外の場面ではまあまあ。
遅延...対象の呪文を3ターン先延ばしにできるカウンター。EDHでの3ターンは人生ぐらい長いのでかなり有効。特に相手のジェネラルに撃つと、大抵の場合相手は待機よりも再キャストを選ぶので、ほぼ確定カウンターと化す。
撃退...ピッチスペル。《意志の力》の調整版。《意志の力》よりも損失が大きいが、4マナと軽めなので素撃ちもしやすい。これのために島を多目に採用している。
徴用...ダブルピッチスペル。損失は大きいが、クリーチャー以外のスペルなら何でも奪えるので汎用性が高い。普通のカウンターとして撃つよりも、相手の強力なプレインズウォーカーや置物を奪いたい。
マナ吸収...次の自分のターンのメインフェイズ開始時に、カウンターした呪文のマナコスト分の無色マナが貰える《対抗呪文》の上位互換。これで増えたマナから《トロモクラティス》を唱えることもままある便利なカウンター。1、2マナぐらいの呪文をこれでカウンターするとなんか損した気分になる。
意志の力...ピッチスペルの代表格。《トロモクラティス》を隙なく唱える為に撃ったり、相手のコンボを止めるために撃ったり汎用性抜群。中盤以降は素撃ちすることもよくある。
白鳥の歌...インスタント・ソーサリー・エンチャントと、1マナなのにかなり範囲が広いカウンター。代わりに相手に2/2飛行トークンを与えてしまうが、そんなのいくらでもくれてやれ。
安全維持...アタックやブロック時に隙ができる《トロモクラティス》やその他パーマネントを除去から守るためのカウンター。キャントリップが偉い。
秘儀の否定...相手に2ドロー、自身に1ドローを与えるカウンター。別に俺は損してないからいいやの精神。これでカウンターするとヘイトが上がりにくい。むしろ感謝されることもある。(効果には個人差があります)
頑固な否認...クリーチャー以外の呪文に1マナ要求する1マナのカウンター。獰猛達成で確定カウンターになるので、《トロモクラティス》を除去から守るのに便利。
精神的つまづき...ファイレクシアマナで撃てる1マナ限定カウンター。EDHでも1マナ域はサーチや除去やカウンター等色々あるので、意外と当てどころに困らない。相手の《太陽の指輪》に当てるのも一興。
除去各種...代わりに相手にトークンを与えてしまう除去。以前は《猿術》《急速混成》の2枚だったが、《溜め込み屋のアウフ》《敵対工作員》《船殻破り》《ドラニスの判事》等の妨害クリーチャーが増えたので、《一瞬》《乱動への突入》と入れ替わる形で《再造形》《現実変容》も採用。バニラなんかいくらでもくれてやれ。
蒸気の連鎖...1マナで土地以外何でもバウンスできる万能呪文。撃たれた相手も土地を生贄に捧げることによってこのスペルをコピーできてしまうというデメリットがあるが、やはり軽いのは正義。
圧倒的な波...クラーケン・リバイアサン・タコ・海蛇以外全バウンス。このデッキにぴったり。どうせこんなマイナーなクリーチャータイプを使ってるのなんて自分だけでしょ。誰もいなくなった戦場を《トロモクラティス》が駆け抜ける。
サイクロンの裂け目...2マナバウンス。超過コストで撃つと対戦相手の土地以外のパーマネント全バウンス。超過が決まればめちゃくちゃ強いが、確実にヘイトがMAXになるので、使いどころは見極めたい。
追加ターン各種...青の特権。一回で殴り切れないなら何回でも殴れ。中でも《時間操作》《時間のねじれ》は5マナな上に、解決後も追放されずに墓地に落ちるので偉い。同じ効果の《荊州占拠》はいつか再録されそうで、今の値段で買う気になれない。早く再録しろ。
《運命のきずな》は7マナと重いが、無限コンボのパーツとして採用。BOX特典プロモのフォイルしか存在しないので、これも早急に再録しろ。
親身の教示者・神秘の教示者...除去や追加ターン等、状況に応じた呪文を持って来れる。終盤に追加ターンをサーチすることが多い。
加工・発明品の唸り...序盤はマナファクト、《トロモクラティス》が着地する中盤以降は装備品や無限コンボのパーツをサーチ。
作り直し・Transmute Artifact...序盤にばら撒いたマナファクトをコストに、主に装備品や無限コンボのパーツをサーチ。
リスティックの研究・Mystic Remora...たくさんドローできるかも。でもあんまりできないかも。その時々によって差が激しい。ドローできる状況でも誘発を忘れることが多々あるので気をつけたい。相手がなにか唱えるたびに「リス研!リス研!」「リモーラ!リモーラ!」と叫んで支払いを要求しよう。
《Mystic Remora》は先攻1ターン目に置くと、みんな土地しか置かなくなって累加アップキープのコストが無駄になるので、焦らず2ターン目以降に置くようにしたい。でもそうして裏目ってしまうと悔しい。
Copy Artifact...EDHだとなりたいアーティファクトはたくさんある。それの1つになれる便利な2マナのエンチャント。でも大体はマナファクトになる。
求道者テゼレット...アーティファクトのアンタップにサーチにと便利だが、EDHでのプレインズウォーカーは使い捨てになることが多い。生きてターンが返ってくることはほとんどない。
時の支配者、テフェリー...インスタントタイミングで能力起動できるので、忠誠度がガンガン上がっていく。なので他のプレインズウォーカーよりも幾分生き残りやすい。基本は各ターンでプラス連打、アタックしてくるクリーチャーがいたらフェイズアウト、みたいな感じで運用しているといつのまにか奥義に辿り着いている。
覆いを割く者、ナーセット...相手にドロー制限を課す常在型能力と、トップから4枚見て土地でもクリーチャーでもないカードを手札に加えるマイナス能力を持つ。基本はマイナス2連打した後に放置。でもどうせすぐ死ぬ。《求道者テゼレット》と一緒で、生きてターンが返ってくることはほとんどない。
マナファクト各種...EDHを代表する《太陽の指輪》を始めとした、1枚で2マナ以上出るマナファクトは、《通電式キー》や《多用途の鍵》で利用するために多く採用。
《友なる石》《秘儀の印鑑》は2マナアンタップインのマナファクトの中で唯一、いや唯二青マナが出るので序盤はもちろんのこと、中盤以降も《作り直し》《Transmute Artifact》のコストとして役に立つ便利なマナファクト。
ちなみに《宝石の睡蓮》はこのデッキのために刷られたカード。
サファイアの大メダル...青の呪文を無色1マナ軽くしてくれるアーティファクト。追加ターンをカウンターを構えながら撃てたり、有るのと無いのとでは動きが全然変わってくる。
通電式キー・多用途の鍵...マナファクトを起こして更なるマナ加速を行うためのアーティファクト。《多用途の鍵》はアンブロも付与できるので《トロモクラティス》とも相性抜群。
速足のブーツ・稲妻のすねあて...《トロモクラティス》に速攻と呪禁(被覆)を付与して完全体にしてくれる2マナの装備品。でも最近では別に要らないかも知れないと思い始めている。この枠にドロソかなんか入れたい。
大薙刀...パワー4以上のクリーチャーにしか装備できない1マナの装備品。+3/+0修正とトランプルを付与してくれる。軽い上に、《トロモクラティス》はパワーに+3以上の修正が付くと2パンで相手を倒せるようになるので採用。トランプルも地味に偉い。
統率者の板金鎧...+3/+3修正と統率者の固有色以外の色のプロテクション付与というこのデッキのために作られた装備品。統率者に装備する場合は3マナで、それ以外のクリーチャーだと5マナかかる。この性能で1マナなので、《粗石の魔道士》から持ってこれるのもすごい。これまで採用していた《大薙刀》が、こいつの登場によって過去のものになった。まだ採用してるけど。
生体融合外骨格...+2/+2修正と感染を付与してくれる4マナの装備品。これを装備した《トロモクラティス》は10/10感染となり、ワンパンで相手を倒せるように。(EDHでも毒カウンターが10個貯まると敗北する)
金線の賢者...2青で対象のアーティファクトをアンタップできるアーティファクトクリーチャー。無限コンボのパーツだが、それ以外の場面ではコスパが悪いだけのバニラなのでとても弱い。抜きたい。
沈黙の調停者...各プレイヤーは各戦闘で一体しか攻撃できず、一体しかブロックできない常在型能力を持つアーティファクトクリーチャー。《トロモクラティス》は全員でブロックしないとアンブロになるので、こいつが場にいると必然的にアンブロになる。アーティファクトなので除去されやすいがサーチもしやすく、1/5というスタッツも偉い。
船殻破り...相手のドローを宝物トークンに変換してくれる妨害系マーフォーク。瞬速持ちなのも嫌らしい。マナ加速したいデッキなので、相手のドローを妨害しつつマナファクトを生成してくれるのは素晴らしい。
粗石の魔道士...ETBで1マナ以下のアーティファクトをサーチできるウィザード。序盤はマナファクト、中盤以降は《多用途の鍵》や《統率者の板金鎧》を持ってこれる汎用性の高い便利なクリーチャー。
最深淵の海蛇...自身のクラーケン・リバイアサン・タコ・海蛇が、クラーケン・リバイアサン・タコ・海蛇以外にはブロックされなくなるという常在型能力を持つ海蛇。このデッキのために刷られたカード。
ワームホールの海蛇...3青で対象のクリーチャーにアンブロを付与する海蛇。《深水潜み》の方が強いが、なんかクリーチャータイプ的にこっちの方が合ってるので入れ替えた。フレーバー重視。
急嵐のトリクス...5マナ以上の呪文が無色1マナ軽くなり、打ち消されなくなる伝説のエレメンタル・巨人。強い。これで追加ターンも安心して撃てる。瞬足、飛行、4/5とスタッツも充分。
老いたる者、ガドウィック...ETBでXマナ払った分X枚カードを引けて、自身が青の呪文を唱える度に対戦相手の土地でないパーマネントを1つタップできる伝説のウィザード。ETBがマナ加速をするこのデッキの動きと噛み合っており、タップ能力が《トロモクラティス》のアンブロ能力と噛み合っているナイスシニア。
島...「青マナが出る」「《血染めの月》《基本に帰れ》が効かない」「《不毛の大地》で割られない」という最強の土地。入れるカードに迷ったら、《トロモクラティス》とあと99枚はこれでいいよ。
家路...タップ起動で全てのクリーチャーがオーナーのコントロール下に戻る無色土地。コントロール奪取への対策。あるとたまに役立つ。お守り代わりに。
統率の灯台...何回も除去されてめちゃくちゃ重くなった《トロモクラティス》を手札から通常コストで唱えさせてくれる無色土地。でも主に《ドラニスの判事》対策。早く禁止になれ。
発明博覧会...アーティファクトを3つコントロールしていると毎ターン1点回復し、4マナ起動でアーティファクトサーチができるようになる伝説の無色土地。サーチメインの採用なので、ライフ回復できるのを忘れがち。
古えの墳墓...無色2マナを産む代わりに2点のダメージを受ける土地。EDHだと2点なんて誤差。どんどん使っていけ。
宝石の洞窟...後攻で初手にあると手札のカードを1枚追放して0ターン目に置ける5色土地。それ以外の場面ではただの無色土地だが、それを補って余りあるメリット。
ならず者の道...4マナとタップで対象のクリーチャーにアンブロを付与する無色土地。ここぞという場面で何回も助けられた。好き。
埋没した廃墟...2マナと自身を生贄で、墓地のアーティファクトを手札に回収できる無色土地。主に割られた装備品や無限コンボのパーツを回収する。
アカデミーの廃墟...2マナとタップで墓地のアーティファクトをライブラリートップに置ける伝説の無色土地。《埋没した廃墟》と違い何回でも使えるが、トップに置く分、やや動きがもっさりする。
タイライトの聖域...2マナとタップで対象の伝説のクリーチャーに+1/+1カウンターとクリーチャータイプ・神を付与し、4マナと自身を生贄で神の上に破壊不能カウンターを置く伝説の無色土地。若干悠長だが、恒久的に強化できるのは偉い。
基本は大体こんな感じです。その時々に応じて入れ替わるカードも多々あります。そんな中でもこのデッキにぴったりのおすすめカードがあります。
Hands of Binding / 束縛の手 (1)(青)
ソーサリー
対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。そのクリーチャーは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
暗号(その後、あなたはあなたがコントロールするクリーチャー1体に暗号化した状態で、この呪文カードを追放してもよい。そのクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、それのコントローラーはその暗号化したカードのコピーを、それのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。)
相手のクリーチャーをタップし、アンタップ制限を与えるという青によくある効果のカードですね。暗号化することによってアタックする度に唱えられるようになるので《トロモクラティス》と相性抜群ですね。枠に余裕があれば入れたいカードです。しかも激安絶版セットギルド門侵犯のコモンなので10円で手に入ります。
あとは無限コンボも入れたり入れなかったりです。私が現在入れている無限コンボはこちらです。
Filigree Sages / 金線の賢者 (3)(青)
アーティファクト クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) ウィザード(Wizard)
(2)(青):アーティファクト1つを対象とし、それをアンタップする。
2/3
Chromatic Orrery / 彩色の宇宙儀 (7)
伝説のアーティファクト
あなたはマナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。
(T):(◇)(◇)(◇)(◇)(◇)を加える。
(5),(T):あなたがコントロールしているパーマネントの中の色1色につきカードを1枚引く。
この2枚で無限マナと無限ドローです。どちらもアーティファクトなのでサーチしやすいのがいいですね。そしてこれらを揃えたあとに《運命のきずな》や《明日の標》といった墓地に落ちる代わりにライブラリーに戻る系の追加ターンを使えば無限ターンに入れるので、そのまま《トロモクラティス》で無限アタックするというコンボです。
無限コンボは決まった時の爽快感が格別なので、一発逆転するためなのはもちろん、なかなか決定打が出ずに長引いてグダってしまったゲームを打破するためにも是非入れてみてはいかがでしょうか。
長々と書きましたが、《トロモクラティス》は使いたくなりましたか?なりましたね。(威圧)
青単最強の殴りジェネラル《トロモクラティス》を皆さんも是非一度使ってみてください。あ、《汚損破》超過は勘弁な。
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